認知症に効果があるといわれる食べ物をいろいろ試した結果
ネットや書籍などで、認知症に効果があるといわれる食材が多く紹介されています。
どれも理屈を聴くと「なるほど!」と思えるのですが、だったらなんでこんなに認知症の患者がいるの?と思っちゃいます。
いずれも動物実験段階だったり、被験者の数が少なかったりしているんではないかと。
風邪には卵酒がいいとかミカンを焼いて皮ごと食べるといいとか、そんなレベルにも思えます。
まだ、研究が始まったばかりで、決定的なものがないからでしょう。
それでも「認知症に効果がある」と言われると、試してみたくなるのが人情。
とりあえずいくつか食べてみました。
魚
有効成分:DHAとEPA
オメガ3系脂肪酸であるDHAとEPAは認知機能や記憶力に関係する脳領域で脳委縮を低減するらしい。
なるべく魚を食べるようにしているけど、すぐに効果が現れるものでもないだろうし、気持ちの問題かも。
カレー
有効成分:クルクミン
ウコンなどに含まれる黄色のポリフェノールであるクルクミンは、アミロイドβの蓄積を防ぐ効果があるらしい。
認知症に効果があるなしに関わらず、カレーは美味しい!
卵
有効成分:コリン
アルツハイマー型認知症の患者は、神経伝達物質であるアセチルコリンの減少が確認された。アセチルコリンの材料となるコリンはアルツハイマー型認知症の予防・改善に効果があるらしい。
一時流行った冷凍卵で卵黄を食べていたけど、面倒になっていつの間にか食べなくなった。
大豆
有効成分:イソフラボン、レシチン
イソフラボンはアミロイドβが蓄積するのを抑制する効果が期待できるらしい。
レシチンはアセチルコリンの材料にもなるため、アルツハイマー型認知症の予防・改善に効果があるらしい。
とりあえず朝食は大豆のシリアルにしてみました。
トマト
有効成分:リコピン
リコピンには脳の炎症を改善する作用によってアルツハイマー病を改善する可能性があるらしい。
たまにトマトを食べるけど、箸が滑って食べにくいのが玉に瑕。
豚肉
有効成分:アラキドン酸
アラキドン酸はリノール酸から合成される必須脂肪酸の1つで、脳の機能を担う神経細胞の生成を促す働きがあるらしい。
魚ばっかりだとまずいかなと思って、たまに豚肉も食べるように。
オリーブオイル
有効成分:オレイン酸
オリーブオイルに含まれるオレイン酸がアルツハイマー病患者の脳内に蓄積されるアミロイドβの量を減らすらしい。
オリーブオイルは全然食べない。ココナッツオイルで手一杯です。
ココナッツオイル
有効成分:中鎖脂肪酸
ココナツオイルに含まれる中鎖脂肪酸が体内でケトン体になり、脳のエネルギー不足が解消されて認知機能が改善するらしい。
ココナッツオイルは毎日摂取。微妙です。
えごま油、アマニ油
有効成分:αリノレン酸
αリノレン酸は摂ると体内でDHA、EPAに変化して認知症の予防に効果があるらしい。
えごま油もアマニ油も食べないなあ。
コーヒー
有効成分:カフェインやクロロゲン酸
コーヒーに含まれるカフェインやクロロゲン酸が認知症予防に効果があるらしい。
コーヒーは毎朝飲むようになった。笑顔が増えたような気がします。
緑茶
有効成分:カテキンやテアニン
カテキンはアルツハイマー病の原因物質と考えられているアミロイドβやタウたんぱくの凝集を抑制し、その毒性を弱めるらしい。
テアニンは脳神経細胞の保護作用があるらしい。
たまにハイテンションでデイサービスから帰ってくるのは、お茶を飲んでいるせい?
赤ワイン
有効成分:レスベラトロール
ポリフェノールの一種であるレスベラトロールは脳細胞に沈着しているアミロイドβを分解し、脳細胞を正常に保つ作用があるらしい。
お酒は飲ままい。もともと飲ままい、今も飲んでいない。
くるみ
有効成分:オメガ3脂肪酸やトリプトファン
オメガ3脂肪酸が認知機能の改善に効果があるらしい。
アセチルコリンやセロトニンの原料となるトリプトファンが、認知症の予防や改善に効果があるらしい。
地中海式の食事
肉、魚、色の濃い野菜、オリーブオイルなどが認知症に効果があるらしい。
和食
大豆、魚、海藻、野菜、緑茶などが認知症に効果があるらしい。
マインド食
葉菜類、根菜類、豆類、全粒穀物、不飽和脂肪酸の多い植物オイル、魚、チキン、ナッツ類、ベリー、ワインなどを積極的にとる。
赤身肉、バター・マーガリン、チーズ、ペイストリーやケーキ、お菓子、油で揚げた食品、ファストフードなどをなるべく控える。
マインド食でアルツハイマーのリスクが53%低減するというのはすごいかも。
効果がありそうな食事をなるべくとるようにした結果、母は太りました。
なんてこった!