大きかったり硬かったりするおかずをハサミで細かくして食べやすく
だんだん食べる力が衰えてくると、硬いものや大きめのものを食べるのがむずかしくなります。
その人の食べる力に応じた食事(介護食)には、刻み食、ソフト食、ミキサー食といった噛む力に応じた分け方や、日本介護食品協議会が定めるユニバーサルデザインフード(UDF)や、農林水産省が定めるスマイルケア食などがあるようです。
母は歯が一部抜けちゃったとはいえ、まだ刻み食にする必要はなさそう。
それでもおかず(夕食はヨシケイの冷凍弁当なんです)の中には、そのままでは大きすぎる魚の切り身とか、硬めのゴボウやレンコンが入っていることが。
今まではおかずを取り出して、まな板にのせて包丁で小さく切ったりしていましたが、さすがに面倒くさい。
机の引き出しに入っていたハサミを使ってみました。
普通の文房具のハサミです。
そのせいか紙を切るには問題ありませんが、ゴボウを切るにはちょっと滑ったりして切りにくい。
やっぱり専用のキッチンばさみを買おうかな。
ネットで色々調べたり口コミみたりして、2つに絞り込みました。
貝印(Kai Corporation) キッチンはさみ シルバー サイズ:1.5×21.3×9cm
ケルンというドイツのメーカーは、技術のドイツらしい切れ味と使いやすさがありそうです。
一方日本の老舗、貝印も負けてなさそう。
結局貝印のハサミを買いました。
決め手は分解できる所。
外せば接合部もきれいに洗えます。
食洗機にも対応しています。
実際に使ってみると、文房具のハサミとは大違い。
一旦くわえると滑ることなく切れます。
片側の刃先が尖っているので、こまかな切り込みも可能。
牛乳パックのような厚紙もズバズバ切れます。100均のハサミとは大違い。
ハサミを閉じておけば、ぶら下げてもだらしなく開いたりしない適度な身持ちの良さもいい感じです。
よく使う道具は、ケチケチしないほうがいいですね。
安い道具で使いにくい思いをいてイライラするより、ちょっと高くても使い易くてストレスが無いほうがいいです。