認知症の介護に役立つ便利情報

アルツハイマー型認知症で要介護5の母の介護をする日々。自分であれこれ試したり知ったりした介護に役立つ便利な情報を書いていきます。必要とする方の参考となれば幸いです。

お箸でも食べやすい小さなおにぎりを3秒で作る方法

認知症が進むと、ご飯を食べるのも難しくなってきます。
母はまだお箸で食事ができますが、ご飯(お米)をたべるのが苦手。
お箸でご飯を食べようとすると、よそってあるご飯を丸ごと食べようとして。
結局お箸からご飯が「ボトッ」と落ちたり、口に入りきらないご飯を食べようとしたり。
小さな子供がご飯を食べようとするときと同じです。

 

小さなおにぎりなら、うまく食べられるかもしれない。
試しに手で小さなおにぎりをにぎって出してみると、母は上手に食べました。
よし!
でも手でにぎるのは、熱いし手にご飯粒がつくし小さくにぎるのが難しいしめんどくさい!

 

 

ふりふり おにぎりメーカーを使う

プラスチックでできた容器の中にご飯を詰め込んで、ぶんぶん振ると、小さなおにぎりの出来上がり。
100円ショップでも同じようなものを売ってます。
きれいなまん丸のおにぎりができます。

難点は、ご飯を容器に詰める作業。
不器用なためか、ご飯が上手に容器に入りません。入れるのは結構神経を使います。
はみ出したままにしとくと、ブンブン振った時にご飯が飛び散ります。
洗うのもめんどくさい。
小さなおにぎりの出来栄えはいいけど、作業が大変です。

 

ご飯をラップで巻いてねじる

クックパッドにありました。

  • ラップの上にご飯を細長くのせる
  • ラップを海苔巻きみたいにクルクル巻く
  • 好きなところでクルクル回して絞る
  • ラップを広げると小さなおにぎりのできあがり

これなら手も汚れないしいいかも、と思っていそいそとやると「あちっ」。
ご飯は少し冷まさないとダメです。
おまけに大きさがものすごく不揃いに。
自分が不器用な事を改めて知る羽目に。

計量スプーンを使って「小さい半分おにぎり」を作る

手も汚れない、不器用でも大丈夫、洗うのも簡単。
そんな方法はないかと試行錯誤し、あみ出しました。
名付けて「計量スプーンで小さい半分おにぎり」

  • 軽量スプーンをラップで巻く(凹部もそれなりになじむように巻く)
  • アイスクリームディッシャーでアイスをすくう要領で、ご飯をすくう
  • お釜のフチでこそぐ
  • お皿の上に「トントン」とやって落とせば、小さい半分おにぎりのできあがり

 新しく買うものはありません。(ラップも計量スプーンも大抵の家にあると思います)
手も汚れません。
ラップを剥がせば、ほとんど洗う必要もありません。
ご飯は柔らかめに炊いて、ぎゅうぎゅう詰めにすくうと、不器用な自分でもとっても上手にできます。

 

だいたい3秒で1個できます。慣れれば2秒でできるかも。
大さじで作ればちょっと大きめの、中さじで作れば中くらいの、小さじで作ればちっちゃい半分おにぎりができます。
ラップを巻いているからスプーンにご飯がくっつかず、簡単に外れます。

 

自分いうのもなんですが、小学校の家庭科の宿題だったら、先生から花丸もらえそうです。
球じゃなくて半球なことろが玉に瑕ですが、「半分おにぎり」2個を合体すれば、「小さいおにぎり」になります。(ちょっと俵むすび風)

 

小さなおにぎり計量スプーン 小さい半分おにぎり