認知症の介護に役立つ便利情報

アルツハイマー型認知症で要介護5の母の介護をする日々。自分であれこれ試したり知ったりした介護に役立つ便利な情報を書いていきます。必要とする方の参考となれば幸いです。

意外に使えるワイヤレス人感センサー 徘徊とか尿意とか

人感センサーというと、本格的な防犯システムに使われているものから、人を検知してライトをつけるみたいなものまでいろいろです。
よく玄関に取り付けて、夜中に人が来るとライトが光る、みたいな防犯用の人感センサーもありますね。
また、玄関などに人感センサーを取り付けて、これを徘徊防止に使っている方も多くいらっしゃると思います。

 

意外に使えるワイヤレス人感センサー

 

私が買ったのは、「ワイヤレス人感チャイム」というもの。
例えば、玄関に置いた人感センサー送信機が人を検知すると、受信チャイムに信号を飛ばしてチャイムが鳴るというものです。
玄関に人がいくと、キッチンに置いたチャイムが「ピンポンピンポン」と鳴る。
「あれ、おばあちゃんが玄関から出ようとしているのかしら」みたいな使い方です。
電源は電池、ワイヤレスですから、使い勝手がいいですね。

このワイヤレス人感チャイムを夜間のトイレ誘導や失禁対応に使えないかと。

母は夜中に3回くらいおしっこをするのですが、自分で起きてトイレに行くことはできません。
起こして、トイレに誘導して排尿、あるいは失禁したリハビリパンツを交換、ということになります。

一晩中起きて母の様子を見ているわけにはいきませんから、2時間おきくらいに様子を見ては、トイレに誘導したりリハビリパンツを交換したり。
けっこう大変です。
おまけに眠いです。
タイミングが悪いと、ずーっとリハビリパンツが濡れたままに。

そこで「ワイヤレス人感チャイム」の登場です。
母はおしっこをもよおしてくると、もじもじしたり身動きしたりします。
それを人感センサーで検知してチャイムを鳴らそうと考えました。

これがそこそいい感じに作動。


母と私は同じ部屋で寝ているのですが、はじめは人感センサーの位置が悪くて、私が寝返りするとチャイムが鳴ったりして。
人感センサー自体は敏感ですが、冬は布団をかけているので反応しにくいという弱点もありますし。
最近は尿意をもよおしても身動きしなくなってきて、人感センサーで検知しにくくなってますし。

 

意外に使えるワイヤレス人感センサー

 

まあそんな現在でも、そこそこ使えます。
自分で起きてトイレに歩いて行ける方の場合には、尿意検知やトイレ誘導、夜中の徘徊対策にも使えそうですね。
寝返りが多くしょっちゅう反応してしまう場合は、ベッドの下に人感センサーをセットして、ベッドから降りた時の足の動きを検知するとうまくいくことがあります。
人感センサー送信機を両面テープで止めると、取り外したり、移動するのが大変。
そんな時は、両面テープの代わりに100円ショップで買える防振ジェルマットを使うといいですよ。
ペタッと付いて外すのも簡単。私は人感センサー送信機の底に防振ジェルマットを貼って使ってます。