認知症の介護に役立つ便利情報

アルツハイマー型認知症で要介護5の母の介護をする日々。自分であれこれ試したり知ったりした介護に役立つ便利な情報を書いていきます。必要とする方の参考となれば幸いです。

料理の温度は赤外線放射温度計で測ればストレスフリー

 

食事の介助では、姿勢や食べる早さ、水分の補給など、様々なことに注意が必要です。

認知症の母は、なんとか自力で食事ができるのですが、食べものの温度には無頓着で、箸でつまんだら即口に入れてしまいます。

食べものの温度が高いと火傷する恐れもあり、温度を事前に計る必要がありました。

 

はじめの頃は食べものを指で触って温度を確認していました。(ものぐさなんです)

結構確実な方法で、測り間違うこともなく良かったのですが、指を洗ったりしなければなりませんでした。(面倒くさがりなんです)

 

 

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そこで購入したのがタニタのスティック温度計。
デジタル表示で使いかってもいいのですが、正しい温度を表示するまで数秒かかります。これがけっこう長く感じます。(短気なんです)
また、使った後は洗ったり拭いたりしなければなりません。(面倒くさがりなんです)

 

なんかいい温度計はないかなぁと探してたどり着いたのは、赤外線放射温度計(非接触温度計)
これがとっても便利。 

イライラしたりしなくてすみ、ストレスフリーです。

 

 

赤外線放射温度計の良い所

  • ガンタイプの形状で、引き金を引くと一瞬で温度を表示するからイライラしない。
  • 対象物に接触しなくても測定できるできるから、天井の温度だって測れちゃう。
  • 引き金を引いていれば、連続して温度を表示する。
  • 思ったより安い

 

赤外線放射温度計の悪い所

  • 放射率を設定しないと精度が落ちる。
  • 湯気が出ていたりすると正確に測れない。
  • 表面の温度しか測れない。
  • 光沢のある金属面などは誤差が大きい。

 

工業用の検査機器として赤外線放射温度計があるのは知っていましたが、民生品がこんなに安いとは知りませんでした。
家庭で使うには十分な精度です。
デメリットもありますが、料理の温度を測るには十分です。

 

ついでに、おでこで体温だって測れます
(事前におでこの温度と脇の下の温度の差を調べておけば、かなり正確に測れるかも)
接触タイプの体温計も売ってますが、同じ原理ですね。

 

これを購入した直後は、家の中のいろんなものを測りまくりました。
今はもう天井の温度を測ったりしません。(飽きっぽんです)