すくみ足は「イチ・ニ・イチ・ニ」と掛け声をかけて
皆さんは「すくみ足」をご存知でしょうか。
パーキンソン病のかたの多くに出る現象で、足を踏み出そうとしてもなかなか足が動かなくなってしまう症状です。
歩き始めや歩く方向を変えようとした時、障害物を見つけた時などに「すくみ足」が起きるといわれています。
認知症の母にも一時「すくみ足」の症状が出ました。
椅子から立ち上がったまま歩けなくなったり、トイレで便座から立ち上がってそのまま固まったり。
当時は「すくみ足」なんて知りませんでしたから、なぜ歩き出さないのか困惑してしまいました。
いろいろ調べてみると、当時夜間せん妄の薬として処方されていたセロクエル(クエチアピン)の副作用もあったようで、セロクエルは飲まないようにかえました。
それでも「すくみ足」は完全にはなくなりませんでした。
すくみ足が起きた時の対応方法には、薬で改善する方法もありますが、母に効果があったのは「イチ・ニ・イチ・ニ」と掛け声をかけて歩くというもの。
倒れたりしないよう体を支えながら「イチ・ニ・イチ・ニ」と掛け声をかけて、その場で足踏みをするようにしてから歩き始めます。
するとスムーズに歩くことができます。
最近は椅子から立ち上がる時にも「イチ・ニ・サン!」と掛け声をかけてます。
まあ、自分も椅子から立ち上がる時は「よっこらしょ」、座る時は「どっこいしょ」といってますからほぼ同じです。