立ち上がるのを嫌がる介護拒否ぎみの母を、言いくるめて立たせる方法
なんで介護拒否するのか?
以前は食事を嫌がったり、入浴を嫌がったりと、介護拒否の激しい時期がありました。
バナナ1本食べさせるのに1時間かかったり…
入浴するのを嫌がり、服を着たまま布団をかぶって寝ちゃったり…
トイレから出るのを嫌がり、便座の上に30分くらい座り続けたり…
何が嫌なのかわからないから、上手な対応もできなくて、ホント困っちゃいました。
ところがなんかの拍子に気分が変わり、喜んでバナナ食べたりして。
いったい何がいけなかったんだ?
と悩んだりしました。
今は悩まないことにしてます。
悩んでもなんで介護拒否するのか分からないんだもん。
でも最近は認知症の症状が進んだためか、介護拒否も少なくなってきました。
楽です。
認知症は初期の頃の方が介護拒否やら何やらで大変かもしれません。
立ち上がるのを嫌がる介護拒否ぎみの母
そんな母が、最近椅子から立つのを嫌がるように。
トイレに誘導しようとしたり、デイサービスに出かけようとしたりするとき、椅子から立たせようとするのですが、なかなか立ってくれないことが。
ネットや本には、介護拒否の対応の仕方がいろいろ記載されていますが、どれを試してみても上手くいかないことが多いですね。
立ち上がり介助にもいろいろな手法がありますが、本人にある程度立つ気がある時には有効だけど、まったく立つ気がない時や、立つのを嫌がる時には難しいですね。
結局力技で立たせるようになっちゃいます。
でも立つ脚力はあるんだから、なんとかちょっと介助するだけで立ってほしい。
言いくるめて立たせる方法
そこで立つ気を起こさせるような言い方を考えました。
「部下にやる気を出させる方法」みたいな(あるいは「クララに立ってほしいと願うハイジ」みたいな)感じです。
- 鼓舞激励法
『頑張って、もうちょっとで立てるよクララ!』 - ベタ誉め法
『すごいね、ちゃんと立てたねクララ』 - 自尊心くすぐり法
『クララはできるかな? 立つのはできないのかな?』 - 助けてください法
『クララが立ってくれないと、ハイジ困っちゃうの』
今回は自尊心くすぐり法が上手くいきました。
「立ってトイレに行こう」じゃなくて「立てるかな?」
これだけでスッと立ち上がるから不思議です。
でもこの方法はあんまり連発すると機嫌が悪くなります。
やっぱり「私は言いくるめられてる!」と思うんでしょうね。