認知症の介護に役立つ便利情報

アルツハイマー型認知症で要介護5の母の介護をする日々。自分であれこれ試したり知ったりした介護に役立つ便利な情報を書いていきます。必要とする方の参考となれば幸いです。

要介護者が障害者控除を受けられることもあるんです

親を介護している、あるいは配偶者を介護している方たちに関係が深い所得控除といえば、医療費控除、扶養控除、配偶者控除などが挙げられます。
が、もしかすると障害者控除も関係するかもしれません。

 

要介護者が障害者控除を受けられることもあるんです

 

障害者控除とは、障害を持っている方、およびその家族の方の税負担を軽くしようという制度ですね。
障害者控除の対象となる方は、「障害者手帳を持っている人」というのが一般的な理解だと思います。私もそう思っていました。
だから確定申告をする際「障害者控除」はスルーでした。(自営業なんです。会社員の場合は年末調整ですね)

 

しかし、要介護者でも障害者控除が受けられる場合があるんです。

 

たとえば私の住んでいる町では、「年齢、要介護度、障害高齢者の日常生活自立度、認知症高齢者の日常生活自立度、特別な医療を施しているかの記述」などの介護認定資料があれば、障害者控除対象者認定申請書に記載し申請することができます。

 

ざっくりいうと、要介護度が1〜3だと障害者に、要介護度が4〜5だと特別障害者に認定されそうです。
市町村により判定基準が異なったり、主治医の意見書や認定調査票をもって審査しますので、あくまでざっくりですが。

 

もし、障害者控除対象者認定書の交付が受けられれば、たとえば扶養している親の場合、扶養控除と障害者控除が受けられます。
扶養している配偶者の場合は、配偶者控除と扶養控除と障害者控除が受けられます。

あなたが扶養している親や配偶者が要介護者の場合、障害者控除も受けられるかもしれません。
当てはまりそうな方は、申請できるか役所で確認しましょう。

 

たくさん払った税金を少しでも取り戻して… じゃなくて、正しく納税して節税に努めましょう。

 

ちなみに私の母は要介護認定された時に、役所へ障害者控除対象者認定の申請をしました。
その結果「障害者」として認定されました。
ところが、母がもらっている年金額がギリ扶養控除の対象となる額を超えていたため、扶養控除の対象にはなりませんでした。よって障害者控除も受けられませんでした。
ホント、数千円の年金額の違いで、扶養控除も障害者控除も受けられませんでした。

 

…正しく納税して節税に努めましょう。